伝える災害の記憶
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6がつです
夏なのです。
Sandhill crane
昨日はええ天気でした
暑くもなく寒くもなく
日向で作業していると、汗ばむが
日陰で書類仕事していると寒いっちゅう
そんな感じ
鳥はすくなめ
オオムシクイもないてはいるが、
数が思ってるより増えん
そろそろセンニュウがみえていいんでは、、と
思うのだが。
缶バッジもらった
伝える災害の記憶 特別展覧会
新潟県立歴史博物館
ギリで案内をもらえたので、
滑り込めました!間に合ってよかった。
館内、最後の一部分を除き
撮影OK
紙モノのニュースなど
瓦版や報告、記録など
あいおいニッセイが保有、京都文化博物館に寄託されている
「同和火災コレクション」約1400点の中からやってきたもので
古い時代の地震、津波、洪水などの自然火災。
大火、疫病などの当時の人々の生命や生活を
脅かした様々な厄災の紙媒体の記録。
京都大阪の災害史では
天明の大火や享保の大火、
安政元年の伊勢上野地震
安政東海・南海地震
文政京都地震
安政江戸地震
慶應四年戊辰大洪水
なまず絵
安政三年の巨大台風
寛政四年の普賢岳噴火(島原大変)
弘化4年善光寺地震
文政11年(1814)越後大地震(北越震動)
災害の規模のレポートや災害の様子
さらに、復興の記録などもみられる。
また、明治以降の災害
濃尾大地震1891、岐阜愛知県大地震1891
丹羽福知山洪水1896
三陸大津波1896
関東大震災1924
疫病関係資料
越後三条地震1828
その他
ちょっと私的気になったピースを抜粋
弘化3年正月本郷丸山大火の時越前屋鳥を放の図
幕府鳥御用達越前屋、鶏の他に、
タンチョウ、クジャク、ハクガン、サギ、
鳥種はわからないが鳴禽も多数見られる。
大地震記事
安政2年(1855)
安政江戸地震によるえど各所の被害を報じる瓦版
建物の崩壊状況や火災、
大名屋敷には家紋入りで一目でわかるようになっている。
報道だけでなく、
地震がらみの風刺や滑稽絵
当時民間に流布していた俗信などの絵
地震や災害除けのお札なども興味深いものが多い
地震吉凶之弁
安政二年(1855)
”地震は地の煩ひ”
”御用心肝心なり”
風刺というよりは、日頃からの備えを促す
防災ポスターのようなものではないだろうか。
ナマズは江戸と信州の2匹で
江戸ナマズは火消や陰陽師、
そして、江戸防災ポスターといえば
当時、ものすんごい人気があった
江戸歌舞伎の”暫”ですわ
鎌倉権五郎景政がしばらくぅうぅぅって
出てきて、勧善懲悪ヒーローのやつ
もちろん、地震雷火事もやっつけてくれるっていう
わかりやすいやつです。
対して信州ナマズのほうを調伏するのは
お坊さん、善光寺のお山がのっかるわけですわ
細かくみていくと、
ほんと、色々ネタの宝庫で興味深いです。
この1枚だけでなく、こういう
細かく当時のカルチャーが彫り込まれた画が
たくさんあって、ほんと何時間でもチェックしまくれます。
災害は忘れた頃にやってくる、といいますが
ここ最近、
災害は忘れる間もなくやってくるので、
他所で起こる、画面上の出来事ではなく、
いつも油断せずに脳内にもフィジカルにも
シュミレートして、準備を心がけねば、と
いつもよりマシマシで、防災心をかためたのだった。
いろんな意味で、
良い展覧会でした。
ついでに常設展示へ!つづく
カナダヅル
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