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同志少女よ、敵を撃て


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昨日もぼちぼち寒かった。
ただ、1月中旬的な普通の寒さ。
雪は相変わらず粉。
風は8m/sぐらい。
ここ最近、本気な暴風が多かったので、
10m/s以下だと、たいしたことないな、、と感じる。
いやほんま、慣れってこわいわ。


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Siberian crane
どちらもとても寒そうな名前がつけられている




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逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』
読みやすく、面白かった。少々ハリウッド的。第二次世界大戦、日本人的にはあまり馴染みのないヨーロッパに近い側の前線での女性狙撃部隊の話。旧ソらしい、と感じてしまうような、ちょっと嘘くさいぐらいのハッピーエンドで、リアリティをあまり感じない描写故に、読みやすいというか、ラノベ感が拭えないような印象を受けた。読了感の悪いノンフィクションっぽい話を読みたい人には、向かないのではなかろうか。個人的にはロシア人、ウクライナ人、カザフ人、またいわゆるスラブ系の友人がおり、全員同世代で旧ソ教育を受けていて、各人にかなり色々と現ロ旧ソについての話を聞かされたが、全員立ち位置も違えば、意見も全く違ったのを思い出した。少女同志、とあり、装丁が薄い瞳の人形のような姿が描かれているので、まさに御伽噺のようなイメージをうけて、読書中もひっぱられてしまうが、実際、装丁のようなフィギュアスケートやバレエダンサー的な人は大変少数で、私の知る限り多くの旧ソ圏女性イメージ的にはゴツくてデカくて毛深くタフな方が多いように思う。日本女性のアベレージ的な細くて背が低く筋肉のない体格を想像して読むと、かなりSFになってしまうと思われる。筋肉の付き方がとても違うように感じる(もちろん個人差はあるが)。
ベラルーシのジャーナリスト、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチが7年前(7年前になるのか!?)にノーベル文学賞を受賞したので、確かその時に『チェルノブイリの祈り』を再読した記憶が蘇った。このアレクシエーヴィチのデビュー作『戦争は女の顔をしていない』は舞台や映画化もされている有名作だが、2年前から日本でも漫画化され(既刊2巻以下続刊)、かなり話題になっていたので、旧ソの女性兵士についても、認知度が高くなっていたかと思われる。本作はその流行の後に出てきた作品のイメージが強く、なんとなく、マーベルの”ブラックウィドウ”的でありすぎるので(主観)、どうしても、読むスタンスがそちらに引きずられた。
 本書を図書館で借りた時に、ソ連の女性兵のストーリーだったら多分『戦争は女の顔をしていない』が読みたくなるのでは、と図書館で同時に借りていたのだが、
p476
「戦争は女の顔をしていない」
その語句をそのまま口にすると、イリーナが立ち上がってこちらに来た。
手近な椅子に腰掛けた彼女は、相変わらず痩せていた。
二人とも、なぜか戦後から肉を食べることをやめた。
セラフィマは答える。
「彼女・・・スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチが書きたい書物だって」

エピローグでアレクシエーヴィチからの取材の手紙をうけとるシーンがあった。


やっぱり読みたくなったので、正解

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スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
『戦争は女の顔をしていない』
三浦みどり訳
"WAR'S UNWOMANLY FACE" by Svetlana Alexievich
2020年に日本で漫画化されているが、漫画のほうは未読。第二次世界大戦中、100万人を超える女性従軍者をかかえていた旧ソ。戦後、500人以上の従軍女性をインタビューしたものをまとめたもの。
非常にパーソナルな話が延々と続く。読む限り、作者の意図を含んでいないように感じるので、とても読みやすいし、フェアに感じる。このフィルターの透明さがアレクシエーヴィチの良さである。

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
『チェルノブイリの祈り』未来の物語
松本妙子訳
"CHERNOBYL PRAYER" by Svetlana Alexievich
こちらは、チェルノブイリのドキュメンタリー。体験者の話をそのまま聞くような気持ちになる。
とくに、子供達との会話はすさまじい
「あちこちでネズミの死骸に出くわして、彼らは笑っていたのです。ほらね、ネズミや甲虫やミミズが絶滅しちゃったら、こんどはウサギやオオカミが死にはじめて、そのつぎはわたしたちよ。人間は最後に死ぬんだよ、と。」



こたえ:コハクチョウ たちとソデグロヅル
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シリアスなログだったんだけど、
ニンテンドーから2021のまとめが来たので、
My Game of the Year2021
やはり、なんと2021年は800時間超、ゲームしていて
ちょっとびびった。
トップ3はキャッスルバニア、あつ森、ゼルダのスカイスウォード。
そして、エンディングまで時間があまりかからないので、時間的にはランクインしなかったが、エドナ&ハーヴィ2作、デポニア4作、アナのアドベンチャー、この7作はめちゃくちゃ面白かった。これは英語が苦にならない人には超おすすめ。各3、4周した。エニグマティスのシリーズもかなり何度も遊びました。


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コメント 4

There are no comments yet.
ロンゲのオヤジ
2022/01/15 (Sat) 07:33

今週末は暖かくなりそう!?
でも、来週また寒波って・・・
ゲームずい分やってないな~

jube
jube
2022/01/15 (Sat) 18:46

ロンゲのオヤジさん

コメントありがとうございます
今日はかなり暖かかったです!!
もう、初代ファミコンの頃から何十年もゲームしてますが(笑)
まったく飽きないです。

リク
2022/01/15 (Sat) 20:51

ロシア…
フィギアスケートのイメージが強いですが
一般の方々のイメージは「強い!タフ!愛想がない!」です。
物凄い偏見ですが(笑)。
国の体制が、日本と違うのできっと考え方も違うんだろうなと。
忘れられないエピソードが、東日本大震災の時
各国が援助(お金や物資)を申し出てくれている中
ロシアは「働き口を提供します」って申し出てくれたってことです。
私にはない考え方だから、物凄く驚いた覚えがあります。

jube
jube
2022/01/16 (Sun) 07:54

リクさん

コメントありがとうございます
その通りです→ロシアン女性のイメージ
親しくなると、めちゃ熱い人たちですが、
なんせ激烈というか苛烈というか、ごついです。
たしかに偏見に近いような気もしますが、
身体測定して平均にしたら、明らかに日本女性と比べると、
身体的に秀でたとでもいうのでしょうか、
戦闘や重労働に耐えうる身体をお持ちの方が多いように
(比較、あくまでも個人の経験上の比較です)
思うんですよね。
「働き口を提供します」大きな土地を持つというか
キャパに余裕のある国らしいオファーですよね。
ロシアとか、近いですし
かなり現実的な感じがします。
それを利用した色々と別の戦略も考えてしまうんですが(ははは)

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