菟道稚郎子/八の宮を尋ねて

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Fairy pita
3月最終日ですやん!!

宇治上神社(うじがみじんじゃ)
御祭神は
右殿(第一殿)菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)
中殿(第二殿)応神天皇
左殿(第三殿)仁徳天皇
昨日、この3柱については書いたので
今回割愛
かなり、ギョッとする並びの御祭神

国本の本殿
平安後期の建物で覆屋は桁行五間梁行三間流造檜皮葺。内殿三社は一間社流造檜皮葺。細部の様式から菟道稚郎子の右殿が一番古いと思われる。
やっぱりかなりすんごいので、
抑えるのに父ちゃん召喚し、まだ甘いと
さらに弟を差し出したんか?そうなんか?
とか、妄想しながら拝観
現存する神社建築としては日本最古で
明治43年に解体修理が行われている

拝殿も当然のように国宝だったりするが
こちらは鎌倉時代の寝殿造
そう、寝殿造なだけあって、ぱっと見
貴族住宅、ものすごく妄想の足しになる感じ
特にこの宇治上神社のあたりは八の宮の邸宅(薫が恋した大君の住んでいた)がある設定。ていうか菟道稚郎子が八の宮のモデルとも言われているので、まさにソコ。
寝殿造というのもあって、ここで薫が垣間見したかも!と
悶々と悶えて、あちこちと写真を撮ったんだが、、、
この国宝の拝殿の前の、右側の清めの砂の真前で
ずーーーーっっっとスマホいじってる
60’sぐらいの男性がいて、
良い写真すべてにその男性が写っていて、
忌々しいったらありゃしない。
ほかにもほとんど人がいなかったので、
その60’s男性が退くのを待ってたんだが、
結局、イライラが増すだけでメンタルに悪いので
諦めておっさんの写真を量産して終わりました。
スマホをいじるなとは言わんが、
観光地の景色の良い場所とか、宝物の前
素晴らしい建物とか、美術館博物館の作品の前とかで
ずーーっとスマホいじってるとか、
ずーーーっと立ち話してる(作品は見ていない)とか
マナーが悪すぎる(愚痴)やめろ!
興味がないなら来んでよろしい。
観光に来たなら
お金だけ使って、
近所に配る土産をごっそり買って
さっさと帰ってほしい。
スマホは映えない場所でいじってほしい。
エスカレーターあがってすぐとか、
エレベーターの出口とか
電車のドア出てすぐとか
階段上がったすぐとかで、
立ち止まらんといてほしい
ましてや立ち止まって喋り出さんといてほしい
と、こんかい久々に人の多い場所に出没して
痛切に感じた(辟易)
ああ、俗世の垢が体につもっていく、、
深呼吸して、
切り替えて、
さわらびの道を歩く
ところどころに、宇治十帖の現代語訳が書かれた立札があり
なんとも、心穏やかに
心穏やかでない宇治十帖を暗唱する(あはは)

総角(あげまき)の古跡
あげまきに長き契りを結びこめ
同じ所に縒りも会はなむ
光源氏の末息子・薫
その出自がややこしいんだが、母女三宮がアレなのもあって
美貌と妙なる香り(体臭が芳香という、羨ましいスキル)を持つのに
隠キャ
ばりくそに隠キャ。そして、コミュ症。
なんか、これで無双したら、
今のラノベのひとつの様式ではある。
この点でも、実は宇治十帖が現代サブカルに与える影響を感じる。
話はズレたが、アゲマキ
八の宮の一周忌かなんかに、
いきなり大君(八の宮の上の娘)をタイミング悪く口説いて、
チーンってなる場面な
大君は大君で、まあ、めんどくさい人なんだけど。
とはいえ、当時の価値観でもある
えらい男性の妻は子供を産むスキルが必須
(楽しむ恋愛は別)
となると、大君としては体が弱くて
トライする気もないぐらい子が望めないので
身分と教養の高さ故に、辞退せんとあかんとか思ってるんよね。
正妻に座って、いい側室探せばええと思わんでもないが、
それも実は薫を愛している故に、知らん女は嫌、
となると、妹に、、という流れなんやろねぇ。
紫ちゃん、こういう事例を知ってるか、
もしくは彼女自身の実体験か、
はたまた、才能がもたらした想像力(これだと思いたい)

早蕨
そして、大君がなくなった後
中君は匂宮の妻となっているが
薫と大君の思い出を語らったりしているのを
匂宮が、浮気では?と疑い始めるという
ベタな展開
阿闍梨のもとより、
「年改まりては、何ごとかおはしますらむ。御祈りは、たゆみなく仕うまつりはべり。今は、一所の御ことをなむ、安からず念じきこえさする」
など聞こえて、蕨、つくづくし、をかしき籠に入れて、「これは、童べの供養じてはべる初穂なり」とて、たてまつれり。手は、いと悪しうて、歌は、わざとがましくひき放ちてぞ書きたる。
「君にとてあまたの春を摘みしかば
常を忘れぬ初蕨なり
御前に詠み申さしめたまへ」
とあり。
大事と思ひまはして詠み出だしつらむ、と思せば、歌の心ばへもいとあはれにて、なほざりに、さしも思さぬなめりと見ゆる言の葉を、めでたく好ましげに書き尽くしたまへる人の御文よりは、こよなく目とまりて、涙もこぼるれば、返り事、書かせたまふ。
「この春は誰れにか見せむ亡き人の
かたみに摘める峰の早蕨」
使に禄取らせさせたまふ。
ちょうど、そこかしこに土筆が
ボーボーに生えていて
昔は食べ放題だったんだろうかと、
思ったりして(私は食べへんけど)
走行してるうちに

宇治神社
御祭神は菟道稚郎子、一柱
もともと、宇治上神社とセットというか同じ社で、菟道稚郎子をさらに厳重にお祀りしている離宮という感じ。もともと、菟道稚郎子の離宮跡であるというのも有力説。明治に組織上の社会的な理由で独立したようだ。

超残念ながら宇治上神社のうさぎみくじは在庫なし
さすが卯年やねぇ、
授与品の
偶然ではあるが、卯年にウサギにちなんだ土地での
ミッション、、というのも、なんか感じるもんがある。
ということで、
源氏物語ツアーダイジェストログも終盤です
宇治をあとにして
京都市内に戻ります。
ヤイロチョウ
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