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人類を熱狂させた鳥たち


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Northern cardinal








ティム・バークヘッド
『人類を熱狂させた鳥たち: 食欲・収集欲・探究欲の1万2000年』
訳 : 黒沢令子

Birds and Us
A 12000-Year History, from Cave art to Conservation
by Tim Birkhead
鳥類と私たち人間
洞窟壁画からコンサベーションに至るまでの1万2千年の歴史
大変面白かった。副題にある通り、新石器時代の洞窟壁画に描かれた鳥類から、当時の人間と鳥類の関係を考察するところから始まり、各所各時代の有名な鳥類の考古学的遺物から芸術作品など網羅していく。エジプトのネプアメンの墓の壁画に描かれた「湿地での狩猟」(紀元前1350年頃)は私もものすごく好きなピース

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https://flic.kr/p/L1tB7K
大英博物館で展示されている。
Nebamun hunting in the marshes, fragment of a scene from the tomb-chapel of Nebamun.
Thebes, Egypt. Late 18th Dynasty, around 1350 BC

人類と鳥類との関わり合いの歴史というのは、最近日本でも書籍が出版されていて結構ホットなトピックで、それこそどっさりとネタのあるエリア。スペイン南部 Cueva del Tajo de las Figuras、400万体のAfrican sacred ibisのミイラ、アリストテレス、プルタルコス、プリニウス、ローマ人の野鳥料理、フラミンゴの舌料理、イングランドの鷹狩、ルネサンスの時代の解剖学的研究の発展、フランシス・ウィラビー、ジョン・レイ、1500年代有害鳥獣の指定と駆除、鳥の薬効、ターナーの鳥の絵、『ウィラビーの鳥類学』のドードー、メキシコのアステカ族、ブラジルのトゥピ族などヨーロッパを含む世界中の先住民族にとっての鳥とその羽の文化、フェロー諸島の海鳥を食べる暮らし、セルボーンの博物誌、ダーウィンと鳥類学、ジェマイマ・ブラックバーン、ジョン・グールド、アラン・ヒューム、剥製ブーム、ブリューゲル「味覚の寓意」、コレクター、コレクターの収集活動と絶滅、収集欲と問われるモラル、博物館の存在意義、バードウォッチング、エドマンド・セルース、アマチュア鳥類学者の誕生、オスカー・ハインロートとマグダレーナ、セルース、ハワード、Jハクスリー、ハインロート夫妻、コンラート・ローレンツ、ニコ・ティンバーゲン、カール・フォン・フリッシュ、デイヴィッド・ラック、ウィン・エドワーズ、デイヴィッド・アッテンボロー。
人類による大量絶滅。

非常に読み応えあり、また、さらに深く掘り下げるためのガイドにもなる。


ショウジョウコウカンチョウ
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コメント 4

There are no comments yet.
ロンゲのオヤジ
2023/05/07 (Sun) 08:06

雪に赤い鳥って素敵ですね

jube
jube
2023/05/07 (Sun) 11:14

ロンゲのオヤジさん

コメントありがとうございます
雪が積もると世界から色がなくなるので、
赤の嬉しいことといったら!!(あはは)

リク
2023/05/07 (Sun) 19:47

壁画、めちゃくちゃ色鮮やかなまま残されてるんですね。
1350BC当時の鳥さんの羽の色もはっきり!

jube
jube
2023/05/08 (Mon) 07:42

リクさん

コメントありがとうございます
とんでもなく美しいですよね。
強奪時代にむりくりにひっぺがされてきているので
この周りの部分がないのがとても残念ですが
この部分だけでもすばらしいコンディションなのを
セレブレイトするべきでしょうかねぇ。

鳥/自然/科学